幸せな子供は算数の成績が低いって。。。
本当なのでしょうかね〜?
幸せなほうが、算数も国語も英語も成績良くなりそうな気がするんですけど・・・・
でも最近の研究では、『ある状況では幸せや嬉しさを感じることが悪影響をおよぼす』ということがわかったのだそうですよ。
イギリスの専門誌「Developmental Science」に報告された内容なのですけど、幸せや嬉しさ(happy)を感じている子供たちは、算数の図形問題の成績が低いらしいのです。
イギリスのプリマス大学の研究チームは、10〜11歳のボランティアの子供たちに、モーツァルトかマーラーの曲を聞かせて実験をしたそうです。
なぜかというと・・・
モーツァルトの曲を聞いた子供たちは、マーラーを聞いた子供たちより『Happy』を感じるということがわかっているからなのだそうです。
これも不思議ですけどね。
それで・・・
研究チームは、モーツァルトを聞いた子供たちを『Happy』を感じている子供たちとみなして、細かな注意力を要する算数の図形問題をさせたのだそうです。
その結果モーツァルトを聞いた子供たちは、マーラーを聞いた子供たちよりテストの成績が悪かったらしいのです。
こんなこともあるんですね!
そして今度は、6〜7歳の子供たちに、『Happy』を感じる映画 『The Jungle book』か、悲しみを感じる映画 『The Lion King』を見てもらって、どちらの映画を見た子供たちが図形問題の
成績が高いか調べたそうです。
その結果は、やはり『Happy』を感じている子供の方が、図形問題の成績が悪かったらしいです。
この結果から『幸福や嬉しさ』のようなポジティブな感情は、注意力を必要とするような試験や作業をするときには不向きなことが分かったそうです。
ポジティブな感情は、例えば創造的な作業をするような時には良いのだそうですけどね。